【海外ニュース】ロシア航空機事故、亡くなった添乗員マキシム・モイシエフさんの最後の姿が明らかに

2019年5月12日

こんにちは、ニロウです。

先日5日、ロシアの首都モスクワで41人もの犠牲者がでる痛ましい航空機事故が発生しました。空港や機内で撮影された衝撃的な映像をニュースやネットでご覧になった方は多いと思います。犠牲者には乗客だけでなく若い男性添乗員1人も含まれているのですが、事故から時間が経っていくなか、最後まで乗客を避難させようとしていた彼の姿が次第に明らかになってきています。まだ日本ではあまり紹介されていニュースのようでしたので、今日は彼に関する海外のニュースをご紹介しようと思います。


事故は5日の夕方、ロシアの首都モスクワにあるシェレメチェボ空港で発生しました。添乗員5人を含む78人を乗せたアエロフロート航空1492便が、離陸後数分のうちになんらかのトラブルに見舞われ機能不全に陥りました。原因は調査中であるものの、いまのところ乗員乗客の証言から落雷にみまわれたものと考えられているようです。旅客機は救難信号を発信し、ただちに空港に引き返しましたが、着陸時に機体後部が滑走路に接触、炎上。37人が奇跡的に脱出に成功しましたが、一方で多くの犠牲者が出てしまいました。



添乗員として犠牲になったのはMaxim Moiseyevさん(英報道における発音はマキシム・モイシエフ)。22歳の若さでした。国防系学校を卒業後ロシア軍に勤めますが、その後民間航空会社を志望。事故時点でまだ転職してから1年3ヶ月しか経っていなかったとのことです。

複数のニュースが非常ドアを開けよう必死になっていた彼の目撃談を紹介しています。彼が開けようとしていた機体後部の非常扉で、まさに機体が炎上しており多くの乗客が取り残されていた箇所でした。機体が炎上するさなか扉を開けようとし続け、これが無理と判明したあとも機内にとどまり、乗客を前方の脱出用スライドへ誘導し続けたようです。その結果煙を吸い、意識を失ったところを救出された乗客に目撃されています。

彼以外の助かった乗務員も最後まで救出作業にあたったようで、乗務員への感謝の言葉を述べる乗客のコメントが多く報道されています。


自分自身が彼らと同じ立場になったときに同じように行動できるできるかと考える、とてもそうは思えないです。これほどの巨大な炎に包まれて、しかもいつ機体が爆発してしまうかわからないという恐怖の中、いくら職務とはいえ最後まで乗客の救援にあたった乗務員の方々は本当に素晴らしいと思います。その中でも犠牲となったMaxim Moiseyevさんは、自身が一番危険な場所にいただろうことは自身よく分かっていたと思います。そのような中で最後まで責任を果たそうとしたその性格を知ると、亡くなったことが余計に痛ましいです。最後の素晴らしい姿勢を目撃した人がいたのは唯一の不幸中の幸いといえるかもしれません。

やっぱりこのように亡くなった方がいたときは、それで亡くなったご本人や遺族のどの程度の慰めになるかわかりませんが、なるべく多くの人に知られるべきだと思います。みなさんと彼のことをシェアしたくて記事にしました。

出展:
https://www.bbc.com/japanese/48173057
https://nypost.com/2019/05/06/steward-died-helping-passengers-escape-burning-russian-plane/
https://www.telegraph.co.uk/news/2019/05/06/steward-died-helping-passengers-escape-among-dead-moscow-airliner/
https://www.bbc.com/news/world-europe-48175029