ビットコインのブリッシュケースについて(英語記事The bullish case for bitcoin)その4

2019年10月15日

さて、その4に参りましょう。


伝統のある歴史:貨幣的なグッズについては、金より歴史の長いものはない。人間文明が発達してきている中で、常にその価値を測られてきた。古の時代に製造されたコインは未だに多大な価値を保っているのだ。同じことは法定通貨については言えない。法定通貨は比較的に新しい物である。

法定通貨の開始から考えると、法定通貨全般については、最終的には価値がゼロになるという傾向を持っているだろう。じわじわ広がるインフレーションという目に見えない市民への課税方法はあまりにも魅力的すぎて、歴史上それを活用してこなかった国はほぼなかった。20世紀では、法定通貨がグローバルな金融秩序を支配してきて、たくさんの経済的な事実を証明した。その事実は法定通貨は中長期的に価値を保てるという話は幻想であるということだ。

ビットコインは、一方で、発明されてまだ存在する時間が長くはなかったが、もうすでにたくさんの試練を経験してきており、価値の資産としては将来に渡って消えてゆく可能性が非常に小さいと言える。さらに、Lindy effectという法則があり、それによると、ビットコインんの存在する時間が長ければ長いほど、社会のビットコインに対する自信がますます増えることになる。言い換えると、新しい貨幣的なグッズの社会的な信用は下の図のように漸近線のような形をしていると考えられる。

lindy effectとは、自然に消滅しないもの(とある技術、思想、考え方など)であれば、存在する時間に比例して、寿命が伸びることである。要は、その存在期間が長くなると、残りの生存期間が伸びることになる。

引用元wikki
established history of GOLD and bitcoin

もし、ビットコインが20年間存在していれば、世界は普遍的な自信を持ってビットコインは永遠に存在するだろうと思われるようにになる。まさに人々がインターネットが現代社会の永久不変なフィーチャーだと思っているようにビットコインもこのように思われる。

検閲抵抗性:ビットコイン早期の需要については、一つの重要なソースは違法なドラッグ取引である。その後、たくさんの人は間違えてこのように推測するのだ。「ビットコインの主な需要はその匿名性に由来する」と。しかし、ビットコインは全然匿名性の仮想通貨ではない。いかなるトランザクションもビットコインのネットワーク上に永久的に記録されている。

歴史となったデータはその後の科学的な捜査にトランザクションの痕跡を提供することになる。

この仕組があるからこそ、以前のマウントゴックスがハックされた事件の犯人が対法されていた。十分注意深く、謹慎な人だと、自分の身分をバラさずにビットコインを使うことも可能だが、これはビットコインがドラッグ取引において使われている理由ではない。

最も大きな理由は、ビットコインの属性の中に、ビットコインを使うには許可がいらないことである。ビットコインがネットワーク上でなにかトランザクションをするには、人間の干渉は一切ないのだ。分散型のPerr-to-Peerのネットワークであるビットコインは設計当初から検閲への抵抗性を持っている。

この特性は法定通貨の銀行システムと似ても似つかぬ存在である。銀行システムは政府により規制され、お金の送金などは報告しなければならないし、違法とみなされた取引は禁止される。その典型的な例は資産のコントロールだ。一人のお金持ちは弾圧的な政権から逃げるため、富を新たな居住地に持っていくことはそう簡単ではないだろう。

金は政府により発行されたものではないが、その物理的な属性は金の移動を制限しているのだ。そして、ビットコインより国の規制などに制限されやすくなる。インドの金への規制はその一例である。

ビットコインは上記の属性の大部分において、優れていることがわかるだろう。これらの事実はビットコインがその他のグッズを凌駕することを許したのだ。その結果、ビットコインの普及していく動機を与えることになるだろう。特に、これまで属性の中で説得力のある検閲抵抗性と絶対的な希少性は非常に強く人々に動機を与え、ビットコイン投資に惹きつけたのである。

お金の進化

現代通貨経済において、お金を取引の媒体として使うという強い強迫観念を持っている。20世紀、国々はお金の発行権利を独占し、継続的にそのお金の価値の保存としての機能を損ねてきた。お金は主に取引の媒体として使うよという虚偽の観念を人々に植え付けた。

たくさんの人はビットコインの価値があまりにも変動しすぎていて、取引の媒体としては失格だと批判をしてきた。しかし、この話は本末転倒だと私は思う。お金は常にステージごとに進化をしてきた。価値の保存機能を果たしてから、取引の媒体の機能を果たすという流れである。一人の限界効用理論経済学の先人であるWilliam Stanley Jevonsはこう言った:

歴史を振り返って言うと、金はまず装飾品としての商品価値がある。次に、価値の保存だ。三番目に、取引の媒体。そして最後に、価値の尺度である。

現代用語を使うと、お金は常に以下の4ステージで進化している:

1.収集品

進化の最初段階においては、お金は単純にその特有の特性に基づくニーズがあり、その所有者の嗜好になることが多い。貝、ガラス玉、金などは最初、収集品であったのが徐々にお金の役割を果たすようになった。

2.価値の保存

お金の特有の特性が生まれるニーズが十分多くの人々に認められると、価値の保存の手段として認識されるようになる。一種のグッズはより広範囲に渡って価値の保存手段として認められると、その購買力は上がっていき、それでより多くの人はそれを欲するのだろう。最後には、お金は多くの人によって所持されつつ、新規参入の人の数が徐々に減少すると、価値の保存物の購買力は横ばいするようになるのだ。

3.取引の媒体

お金は価値の保存として完全に確立されると、購買力は安定していく。購買力が安定すると、お金を使うことにより喪失する機会のコストは減少し、たくさんの人はお金そのものを使うことに関して抵抗感がなくなり、価値の媒体として使われるようになるだろう。ビットコインの初期では、たくさんの人はビットコインを使うことで喪失する機会についての認識があまりなかったのだ。例としては、あの有名なストーリーがある。10,000BTCを使ってピザを買ったというのがある。現在の価値に換算すると、当時は950万ドルのピザの値段だったということになる。恐ろしいね。

4.価値の尺度

価値の媒体として使われるようになると、グッズはそれによる価格の表示がされるようになる。一つの大きな誤解としては、多くのグッズはビットコインの価格があるということだ。一杯のコーヒーはビットコインで購入できるかもしれない。しかし、それはビットコインではなく、あくまでドル換算でのビットコインの値段であることは忘れないでほしい。もしビットコイン対ドルの価格(USD/BTC)が下がったとしたら、その一杯コーヒーのビットコイン値段は劇的に上がると思われるのだ。商人たちは自発的にビットコインを支払い手段として受け入れてしかもビットコイン対ドルの価格を気にしなくなるまでは、ビットコインの価値の尺度として使われていないことになる。